サイドで2人が縦に重なる。追い越しは「外」だけじゃない
サイドで2人が同じ縦列へ重なる時、守備者の向きから外側のオーバーラップと内側のインナーラップを選び分けます。
この記事で持ち帰ること
- 保持者へ寄せる守備者の身体の向きと外側・内側の空間を見る
- 2人目が保持者と同じ縦列に重ならず、異なるコースを選ぶ
- 追い越した選手へのパスではなく、ゴール方向への侵入を成功と捉える
VISUAL SUMMARY
図でつかむ、このレッスン
守備者の肩を見る
外側か内側を選ぶ
侵入からシュートへつなぐ

外を走るだけでは守備者は動かない
サイドの選手へボールが入ると、後方の味方も同じタッチライン側を走る。二人が縦に重なり、守備者は一つの方向を見るだけで対応できます。『追い越せ』を合図にしていても、走るコースが毎回同じなら選択肢は増えません。
U-14でそろえたいのはオーバーラップの形ではなく、保持者へ寄せる守備者を見て、2人目が外側か内側かを選ぶことです。
- 保持者と同じ縦列へ入らない
- 守備者の肩と進行方向を見る
- 外側と内側の両方を残す
守備者が消した側の反対へ入る
守備者が保持者の内側を閉じ、縦へ追い出そうとしているなら、2人目はタッチラインとの間を外から追い越します。守備者が外側へ身体を向けて縦を切るなら、その背中側から内側へ入ります。
2人目は早く走り出して答えを見せません。保持者が守備者を引きつける間に空いた側を見つけ、パスが出る前後で加速します。
- 内を閉じられたら外側へ
- 外を切られたら背中側の内へ
- 守備者を引きつけてから加速する
走者を使わない前進も成功にする
関連テンプレートのTR1は2対1+GK、TR2は3対2+GKです。追い越した選手へ必ずパスする条件は付けません。守備者が走者を追えば保持者が内へ運び、保持者へ残れば走者を使います。
成功はオーバーラップのパス本数ではなく、2人の異なるコースによってどちらかがゴール方向へ侵入し、攻撃をシュートで終えた場面です。
一場面を描いて次の選択を決める
TR2の攻撃を3回終えたら一度だけ60秒止め、サイドで関わった2人が直前の一場面を選びます。保持者、2人目、守備者を小さなコート図へ置き、実際に走ったコースを一本だけ描いて『守備者が反対を切ったら、どちらを走る?』を話します。
U-12では外か内の二択をコーンで見せ、U-16以上では3人目のゴール前への入りと逆サイドの準備まで加えます。
理解チェック
サイドの2人目が追い越すコースを決める基準は?
攻撃3回後に60秒だけ止める
TR2の攻撃を3回終えたら一度だけ60秒止め、サイドで関わった2人が直前の一場面を選びます。小さなコート図へ保持者、2人目、守備者を置き、実際の走路を一本だけ描いてください。次の再開前に『守備者が反対を切ったら、どちらを走る?』をペアで決めます。
- 保持者、2人目、守備者をコート図へ置く
- 実際に走ったコースを一本の矢印で描く
- 反対のコースが空いた条件をペアで説明する
この内容を試せるテンプレート
外か内か ― サイドの追い越しを選ぶ
W-UPからGAMEまで、守備者の位置を見て外側と内側の追い越しを選び、ゴール方向への侵入とシュートへつなげられます。
テンプレートを見るこの学びを、次の練習へ。
記事で整理した観察ポイントを、次の練習と指導案づくりへつなげられます。
