パスを出したら全員が前へ。攻撃をつなぐ「後ろの出口」
全員が前へ急ぐ時、パスを出した選手がボールより後ろで見える出口を作る判断を、1人の5攻撃から振り返ります。
この記事で持ち帰ること
- パス後に受け手が前を向けたかを確認する
- 前進できない時にボールより後ろで見える出口を作る
- 特定選手の5回の攻撃を○・△・×で振り返る
VISUAL SUMMARY
図でつかむ、このレッスン
受け手が前向きかを見る
囲まれたら後ろの斜めへ
5回の攻撃を本人と見る

前に人数がいても出口は消える
前進しようとする意欲が高いほど、パスが出た瞬間に全員がゴール方向へ走ることがあります。前には人数がいても、受け手が囲まれると戻せる味方がいません。
U-10でそろえるのは、後ろへ下がり続けることではありません。前へ進めない時に作り直せるよう、1人がボールより後ろで見える位置を作ることです。
- 全員の立ち位置を固定しない
- 受け手が前を向けたかを見る
- 進めない時だけ後ろの出口を作る
受け手の向きで次の位置を選ぶ
パスを出した直後、受け手が前を向けたなら追い越して構いません。相手を背負ったり2人に囲まれたりしたら、出し手がボールより少し後ろの斜めへ動きます。
受け手、守備者、自分が一直線に重ならないよう横へずれます。戻しを受けた後は、反対側へ運ぶ、空いた味方へつなぐ、自分で前を向く、のいずれかへ続けます。
- 前向きなら追い越す
- 囲まれたら後ろの斜めへ
- 戻しから方向を選び直す
5回の攻撃を本人と振り返る
GAMEで観察する選手を1人選び、その選手が関わる攻撃を5回だけ追います。見える出口を作れたら○、後ろにいても守備と重なれば△、ボールを見ずに前へ走れば×です。
5回が終わったら、コーチが答えを説明する前に『どの場面なら味方が戻せた?』と聞きます。本人が一つ選び、次の出番で同じ位置を探します。
年代に合わせて見る情報を変える
U-8では『後ろ』『深さ』ではなく、『味方から顔が見えるお助け場所』と伝えます。U-12では、戻しを受けた選手が反対側まで見て展開できるかを加えます。
役割を特定のポジションへ固定せず、パスを出した選手が次に必要な場所を選ぶことを大切にします。
理解チェック
パス後に作る「後ろの出口」として適切なのは?
1人の5回の攻撃を追う
GAMEで観察する選手を1人選び、その選手が関わる5回の攻撃だけを○・△・×で残します。終わったら『どの場面なら味方が戻せた?』と聞き、本人が選んだ一場面を次の出番で再現してください。
- ○:ボールより後ろで、受け手から見える出口を作った
- △:後ろにはいたが、守備者と重なっていた
- ×:ボールを見ずに前へ走り、戻す場所が消えた
この学びを、次の練習へ。
記事で整理した観察ポイントを、次の練習と指導案づくりへつなげられます。
