奪った瞬間がいちばん危ない。カウンターを速める最初の判断
カウンターを速くするために、奪う前の視野、最初のパスかドリブル、前向きのサポートを観察します。
この記事で持ち帰ること
- 奪った直後の前進を、最初の3秒で観察する
- 前が空けば運び、相手が寄れば前向きの味方を使う
- 10秒以内のシュートと最初の再ロストを振り返る
VISUAL SUMMARY
図でつかむ、このレッスン
奪う前に前を見る
パスか運ぶか選ぶ
10秒でシュートを見る

急がせるより、最初の判断を見る
試合でボールを奪った直後、選手が一度止まり、横パスやバックパスを選ぶ。コーチは思わず「速く」「前へ」と声をかけます。しかし速さだけを求めると、今度は無理な縦パスを急いで再び失うことがあります。
U-13のカウンターで変えたいのは、走る速さよりも最初の3秒で何を見て、どう前を取るかです。奪って3秒以内に前方向のパスかドリブルを選べた回数と、10秒以内にシュートまで進めた回数を観察します。
- 3秒以内に前進を選ぶ
- 10秒以内にシュートまで進む
- 前進できなければ保持へ切り替える
パスかドリブルかを選べるか
奪ってから顔を上げると、最初のプレーが遅れます。守備中から相手ゴール、空いたレーン、前向きの味方を確認できているかを見ます。問いかけは「奪う前に、どこが見えていた?」で十分です。
前にスペースがあれば最初のドリブルで運び、守備者が保持者へ寄れば前向きの味方を早く使います。必ず縦パスという答えを置かず、相手の位置によって選択が変わる設定にします。
- 奪う前に前方を見る
- 前が空けば運ぶ
- 相手が寄れば前向きの味方を使う
前へ走る人と支える人を同時に見る
保持者だけが前を向いても、周囲が止まれば孤立します。一人は背後や幅へ走り、もう一人は近くでパスの出口を作ります。カウンターを持った人の速さではなく、前へ出る人と支える人の同時反応として観察します。
W-UPでは4対4+2ターゲット、TR1では2対1、TR2では4対3+GKへ進めます。GAMEでは奪って10秒以内にシュートまで進んだ得点を2点にし、無理な縦パスで即座に失う回数も記録します。
年代に合わせて条件を調整する
U-12では時間を厳密に数えすぎず、前を見た、運んだ、前向きの味方を使った行動をまず褒めます。U-15では守備者を増やし、中央・幅・背後のどこを使うか、前進できない時に保持へ戻す判断まで求めます。
次の練習ではGAMEの前半だけ、3秒以内の前進、10秒以内のシュート、最初の再ロストを数えてください。後半は声かけを減らし、数字がどう変わるかを見ます。
理解チェック
奪った直後の前進を改善する観察として適切なのは?
カウンターの最初の3秒を数える
次の練習ではGAMEの前半だけ3つの数字を記録します。後半は声かけを減らし、選手自身の判断がどう変わるかを比べてください。
- 奪って3秒以内に前進を選べた回数を数える
- 奪って10秒以内にシュートした回数を数える
- 最初のプレーで再び失った回数を数える
この学びを、次の練習へ。
記事で整理した観察ポイントを、次の練習と指導案づくりへつなげられます。
